Bentenを使って,TOPPERS/JSPのユーザズマニュアルを翻訳する方法

PizzaFactory for Document Developer(PF4DD)にはBenteのBasic部分のプラグインをインストールする事ができる.
PF4DDに含まれているBentenはv.1.5であるためutf8のtextファイルが対応している.

Bentenの使い方メモもかねて.TOPPERS/JSPカーネルにあるuser.txtを実際に翻訳するまでのプロセスを書いておく.

1. ユーザズマニュアルをUTF-8の形式に変換する.

user.txtファイルはSJISEUCの形式になっているので,エディタなどで,UTF-8の形式に変換しておく.またBenten側で拡張子が.utf8, .utf-8に固定されているようなので,ファイル名をuser.utf8などにしておく.

2. 翻訳のプロジェクトを作成する.

メニューから[File]-[Project...]でプロジェクトウィザードを起動し,[翻訳ワークフロー]-[翻訳プロジェクト]を選択します.

プロジェクト名の入力し,[翻訳言語の設定]の[翻訳元の言語]を[ja-JP]にします.

[対象ディレクトリーの指定]で[インポート元]をjsp/docに指定します.

プロジェクトが作成されて,uers.utf8のファイルがXLIFFへ変換されます.

3. XLIFFエディタによる翻訳

対象のファイル(user.utf8.xlf)を開いて,翻訳作業を行います.
翻訳を行う時は,[翻訳対象外]のチェックボックスを外して,ターゲットに翻訳をいれます

4.翻訳結果をexport

メニューから[File]-[Export...]を選択し,[翻訳ワークフロー]-[翻訳成果のエクスポート]を選択します.

エクスポート先を入力します.

エクスポート先には翻訳を行ったファイルだけでなく,インポート時に指定したフォルダのファイル全てが出力されるの気をつけてください.